2011年12月19日月曜日

世界と伍すためには

本を日本から送ってもらって読んでいる

「勝負哲学」 岡田武史×羽生善治

★名言その1

世界と伍すためには、世界と同じやり方をしていたらダメで、
世界と異なる自分たちの特殊性を強化、拡大する方向に行かなくてはいけないと
思うんです。グローバリズムの中で真に強みを発揮するのは、
「他にはない」というローカリズムですよ。

★名言その2

損ねたものを挽回しようとするより、まだ残っているものを見失わないようにする。

2011年12月13日火曜日

フレーダーマウス

CCOM の廊下には研究成果がたくさん展示されている。

その中でも自分の感性から見てきれい(かっこいい。見栄えがする)と思うのがいくつかある

・北極の海底地形図 (特に3次元の模型)
・ロサンゼルス湾 (陸上の写真と地形が表示)
・Tahoe 湖 

枠とか文字のフォントとか細部まで丁寧に描かれている。
完成度が高い。

英語だからかっこよく見えるのもあるが・・・

同じデータでも見せ方によって、印象ってぜんぜん違うもん。
日本帰ったら、こういう少しかっこいい図を作りたい。
興味を持ってもらったり、驚きを提供することも大事。

Tahoe 湖の絵を作ったジムに、さっそく聞いてみる

自分「Tahoe 湖のポスターきれいですね。どんなソフトで描いたんですか?」
ジム「おー、これはフレーダーマウスで描いて、フォトショップで文字を入れた」
自分「フレーダーマウスで緯度、経度の線って書けるんですね」
ジム「できるよ。教えて欲しかったらまた部屋においで」

バックスキャターもフレーダーマウスのFMGTで処理しているとのこと。
カリスでも処理できるが、自分は知らない。
フレーダーマウスが簡単で良いとのこと。

先週4日間の、フレーダーマウスの講習を受けて、いろいろな機能に感動してしまった。

陸の写真(Geotiff とか) と海底地形図を簡単に同じ画面に表示できるところも。
やっぱり、海底地形図だけだと、実感がわかないけど、陸の写真とか入れると
すごく身近に感じるんだよね。

とりあえず、フレーダーマウスを使いこなせるようになろう。

2011年12月4日日曜日

日本人が外国に憧れる理由

日本は島国であるが故に、多くの人が外のものを見たいと思い、外のものにあこがれる。
そういう気持ちがあることは、否めない事実でしょうね。
(対談:職人魂 梶田民雄×辰野勇)

2011年12月1日木曜日

NYの自然史博物館

期末試験が始まる前の息抜き。
ニューヨークの自然史博物館へ行って来た。

そもそも、このNYトリップはOISS(留学生の世話をする部署) が企画した旅行。
UNH-NY間の往復バスを、35ドルと破格の値段(普通150ドル)で学生に提供してくれる。
たぶん授業料の一部が使われているんだろうな・・・。
朝5時にUNH発、11時にNY着、自由時間、夜8時半にNY発、深夜2時にUNH着、
という強行スケジュールだった。

自然史博物館へ行った目的は一つ。

「恐竜の模型を買いたい」


経緯を書くと、
Geological Oceanography の授業を教えているジム・ガードナーの部屋には
木製の恐竜の骨格の模型が飾ってある。
こういうアナログな感じがなんとも良い。

Midterm Paper の助言を聞きに行ったある日、ジムに聞いてみる。

自分「これはナイスだけど、なんていう恐竜ですか?」
ジム「おー、これは Plesiosaurus と言って、水中と陸上で暮らす恐竜なんだ。
人生の半分を陸上の地質に、残りの半分を海洋の地質に費やした自分と似ているんだ」

自分「どこで買ったんですか?」
ジム「昔、奥さんが結婚記念日にくれたんだ。たしか自然史博物館だったような」

なんて素敵なエピソード、そして素敵な奥さん。
感動。

そしてついに、NYの自然史博物館へ行く機会を得た!
展示されている、めちゃめちゃ大きくてかっこいい恐竜の骨格に感動。


肝心の模型を探すべく、お土産屋を探しまくるも売っていない。。。
ジムが、たしか30年前ぐらいって言っていたからさすがにないのかもと思う。
ほぼすべてのお土産屋を探すもなかったので諦める。

代わりに「石」を購入。
Sale ! と書かれていたので値段を見ると99セント!
切り方が無骨でナチュラルな感じでとてもいい。
説明が書いていないので何の石か分からないが、4つ購入。


さっそくジムに聞いてみる。

自分「先週、自然史博物館に行ったんですけど、恐竜なかった。でも石を買ったんです(見せる)」
ジム「Oh-! Beautiful (嬉しそうに机の引き出しからルーペを取り出して観察)」

以下、ジムが教えてくれた鉱物についてのメモ


★白と青が混ざった石 (写真左上)
青色・・・ソーダライト (sodalite)
灰色と白色・・・珪岩 (quartzite)

★深緑と黒が混ざった石 (写真左下)
Metamorphic rock called Mica schist
雲母片岩と言う変成岩
金色・・・金雲母 (phobotite)
ブラウン色・・・黒雲母 (biotite)
緑色・・・普通輝石 (augite)
灰色・・・石英 (quartz)

★ピンクと赤紫が交互に層になった石 (写真右下)
ピンク色・・・チャート(確かそう言っていたがうろ覚え)
赤色・・・鉄

あと一つは分からないと言っていた。

鉱物は説明してくれる人がいると、けっこう楽しい。
金田さんが夢中になるのも少し分かる。