2011年12月1日木曜日

NYの自然史博物館

期末試験が始まる前の息抜き。
ニューヨークの自然史博物館へ行って来た。

そもそも、このNYトリップはOISS(留学生の世話をする部署) が企画した旅行。
UNH-NY間の往復バスを、35ドルと破格の値段(普通150ドル)で学生に提供してくれる。
たぶん授業料の一部が使われているんだろうな・・・。
朝5時にUNH発、11時にNY着、自由時間、夜8時半にNY発、深夜2時にUNH着、
という強行スケジュールだった。

自然史博物館へ行った目的は一つ。

「恐竜の模型を買いたい」


経緯を書くと、
Geological Oceanography の授業を教えているジム・ガードナーの部屋には
木製の恐竜の骨格の模型が飾ってある。
こういうアナログな感じがなんとも良い。

Midterm Paper の助言を聞きに行ったある日、ジムに聞いてみる。

自分「これはナイスだけど、なんていう恐竜ですか?」
ジム「おー、これは Plesiosaurus と言って、水中と陸上で暮らす恐竜なんだ。
人生の半分を陸上の地質に、残りの半分を海洋の地質に費やした自分と似ているんだ」

自分「どこで買ったんですか?」
ジム「昔、奥さんが結婚記念日にくれたんだ。たしか自然史博物館だったような」

なんて素敵なエピソード、そして素敵な奥さん。
感動。

そしてついに、NYの自然史博物館へ行く機会を得た!
展示されている、めちゃめちゃ大きくてかっこいい恐竜の骨格に感動。


肝心の模型を探すべく、お土産屋を探しまくるも売っていない。。。
ジムが、たしか30年前ぐらいって言っていたからさすがにないのかもと思う。
ほぼすべてのお土産屋を探すもなかったので諦める。

代わりに「石」を購入。
Sale ! と書かれていたので値段を見ると99セント!
切り方が無骨でナチュラルな感じでとてもいい。
説明が書いていないので何の石か分からないが、4つ購入。


さっそくジムに聞いてみる。

自分「先週、自然史博物館に行ったんですけど、恐竜なかった。でも石を買ったんです(見せる)」
ジム「Oh-! Beautiful (嬉しそうに机の引き出しからルーペを取り出して観察)」

以下、ジムが教えてくれた鉱物についてのメモ


★白と青が混ざった石 (写真左上)
青色・・・ソーダライト (sodalite)
灰色と白色・・・珪岩 (quartzite)

★深緑と黒が混ざった石 (写真左下)
Metamorphic rock called Mica schist
雲母片岩と言う変成岩
金色・・・金雲母 (phobotite)
ブラウン色・・・黒雲母 (biotite)
緑色・・・普通輝石 (augite)
灰色・・・石英 (quartz)

★ピンクと赤紫が交互に層になった石 (写真右下)
ピンク色・・・チャート(確かそう言っていたがうろ覚え)
赤色・・・鉄

あと一つは分からないと言っていた。

鉱物は説明してくれる人がいると、けっこう楽しい。
金田さんが夢中になるのも少し分かる。



0 件のコメント:

コメントを投稿