2011年11月14日月曜日

X Party @ Bri's house

クラスメートのブリが X Party なるものを開いてCCOM のみんなを招いてくれた。

Xというのには複数の意味があって
・中間試験が終わった
・私たちは幸いにも船に乗っていない
・誕生日を迎える人がいる
・特にすることがない
いわば何でも祝おうということです。

アメリカのパーティーは初めて。
何があるんだろう〜と楽しみで参加。

ブリのお家はドーバー。
車を持たない我々はUNHのバスで行く。
5時開始。
ミレバ(英語の先生)がアメリカのパーティーは遅れて行くのが普通、
と言っていたので6時半に行った。

手みやげにダンプで赤白、2本のワイン
とAsian Mix Nuts なるものを購入。
40ドル。
アメリカはお酒を買うのにID(免許証とか)が必要。
IDを持たない自分はわざわざパスポートの現本を持って行かないとダメ。
超ウルトラめんどくさい。
だからアメリカ来てからお酒飲まなくなったんだよね。

Central Ave @ Oak street というとこでバスを降りて
真っ暗な道を地図を頼りに歩く事10分。
ブリのお家、発見。
車がたくさん停まっていたのですぐ分かった。

同じぐらいの年齢なのに素敵なお家を持っている。
自分は8帖一間の狭いバブコックなのに!

良いソファーもいっぱいあって、薄型テレビもある。
ブリ金持ち!
船乗っているから当然かな。

既にたくさん人が集まっていた。
ビールを飲んで、用意されていたハンバーグやサラダ、
ソーセージをたくさん食べる。

広い庭もあって焚火をしている。
これまた超素敵。
いいなー。
焚火って最高。
自分も焚火できる環境に住みたいな。
スノーピークの焚火台買おうかな。

みんなで焚火を囲んでおしゃべり。
といってもみんなが話す言葉は相変わらず理解できない。
隣にいたクリスとハイキングについて語る。
東海岸はアパラチア山脈があってハイキングするとこはたくさんある。
来年の6〜7月は雪も解けているらしいので行こう。

クリスとシーシェパードについて語る。
クリス「捕鯨は日本の一部であって、みんながやっているわけではないね。」
南「そうそう。昔はクジラを食べていたので鯨を殺していたけど、今はしてない」
なんかいろいろ話したけど覚えていない。
最後に両方に正義があるよね。
どっちが正しいか分からないよね。
と言って終わった。

ブリはUNHに来る前に調査船「ハスラー」に乗っていたらしい
(ハスラーと5回ぐらい言ったけど通じなかった。発音のせい?難しい)
3年前くらいに、自分が「NOAAにこんな新しい船が出来るんですよ!」
とハスラーを紹介したことがあったので、ブリに聞くと、渋い顔。

どうもハスラーは故障続きでまだちゃんと動いていないらしい。
ミシシッピで建造された後、1回もサーベイすることなく修理へ。
今はNolfolkのドックで修理中。
入札で一番安い値段を提示したメーカーが、超ダメなメーカーで、
電気系統のトラブル、火事も起きたりで
ぜんぜんダメだったらしい。
ブリの顔が超渋いので、いかに苦労したかが伝わる。
入札で安い値段のところに決めるのは日米同じシステムのよう。
でもこれって本当に良くないんだよね。
だって初めは安く入札しても、その後に故障して修理してたら
船は使えないわ、修理費用がかかるわで結局高くつくもん。
どうにかならんかね。

後は中国の海洋権益を巡る最近の出来事をGEBCO研修生みんなで
言い合う。アメリカのみんな、ぜんぜんこの事を知らない。
ベトナムのサイズミックケーブルが切られた事件も知らない。
あまりの知らなさにびっくりした。
東南アジア情勢、国際社会に伝わってないんだ。
ちゃんと発信していかないと。

ブリのおじいちゃんは狩猟をしていたらしく、
ビーバーの皮で作ったファーを形見に持っていた。
着せてもらうと超重い。
でもあったか。
貴重なものを見せてもらったぜい。

9時半の帰りのバスに乗ってDurhamへ。
帰りのバスでクリスと話す。
彼女がいるらしく、クリスマスにプロポーズするんやって。
24歳で、大学卒業後、1年間、ロードアイランドの大学に通う彼女と暮らして、
今年から大学院に進学した彼。
彼女は動物のバクテリアとかを研究していてキューバの大学院に進むらしい。
なので結婚しても来年から遠距離。
お互いPhDを取るので環境が同じでいいよねー、なんて言っておいた。
いいなーいいなー。

Durhamに10時頃着いて
日記を書いて就寝。

2011年11月11日金曜日

ショットガン

11月9日の木曜日、Fundamentals of Ocean Mappingの授業で
AirMarというトランデューサーを作っている会社を訪れた。

マットさんが運転するGovernmentの車に便乗。
「アメリカでは助手席って何て言うの?」と聞くと
「ショットガンって言うんだ」と思いもよらぬ答えが。
なんとかシートじゃないの?
ショットガンと始めに言った人が助手席に乗れるらしい
でも車のある屋外に出てから言わないとダメというルールがある。

まあともかくUNHからAirMarまでの1時間ちょいのドライブで
マットからアメリカの事情をいろいろ教えてもらった。

・アメリカでは運転免許は16歳から。
 みんな16歳になると免許を取る。高校も車で通える

・NOAAから修士を取りに来ている派遣学生は毎年2名選抜。
 Competition(競争)らしい。Applyしないとダメ。
 学費、給料はもちろんのこと、家賃の他、食費も支給。
 1名はCivilian、1名はMilitary-like(船を動かす人、NOAA Corps)から。
 マットはCivilian、ブリアナはMilitary-like。

・ブリはNOAAの測量船「Fairweather(フェアウェザー)」「Hassler(ハスラー)」に
 乗っていた。UNHに来る前はアラスカにいたらしい。

・マットの場合、NOAAの採用試験は電話インタビューのみ。
 Navyでの経験を聞かれたらしい。日本のGovernmentのシステムとは異なる

・アメリカのGovernmentはだいたい8時間ちょい勤務
 Private Companyだと残業はあるが、Governmentはほとんど残業しない。
 1ヶ月間、毎日午前3時まで働く橋本くんのことを言ったら
 「Not healthy」「Die」とか言っていた。
 健康的でないし、死んじゃうかもしれないのは分かっていても働く省庁。
 このとてつもなく変な文化をどう説明すればいいんだろう。

・地球科学を専攻する学生は就職先があまりないらしい。日米共通。

AirMarは説明が英語やし(当然やけど)早くて全然理解できなかった。
でもトランスデシューサーの製作過程を見れて楽しかった。

モハメッドのバースデー。
(ソーがバッドデーと言うので悪い日かと思ったぜ。聞き間違い)

チキン料理を振る舞ってくれた。
食べ過ぎて夜中に胸焼けのような気持ち悪さで目が覚めた。


2011年11月8日火曜日

高得点

Geological Oceanography のMidterm Paper が採点されて返ってきた。

結果は・・・200点満点の193点!
やったぜい。

ほぼ1ヶ月かけて Marine Heat Flow について書いた甲斐があった。

正確に配点を記すると200点のうち、
100点が Technical Part に振り分けられていて、ここで98点、
100点が Writing Format に振り分けられていて、ここで95点を獲得。

Technical Part の-2点は「論文から引用した図の説明が不十分」
Writing Format の-5点は「引用文献の書き方が一部間違っていた」

この Midterm Paper の目的の一つは、
正確な論文の書き方を学ぶことなので、
英語のスペルミス、誤った英語表現、誤った引用の仕方をすると
容赦なく点が引かれる。

GEBCO 研修生6人のうち答案を受け取れたのは、3人だけ。
残りの3人は内容がひどかったせいか答案を受け取れない。

研修生の責任者のところに結果が回されて協議するみたい。
残りの3人の顔を見るとあきらかに動揺していて少しかわいそう。

午後の同授業のセミナーの時間、教授が本当に珍しく怒り口調で、
レポートの書き方について注意していた。

・ 数字には必ず単位をつけろ。数字と単位の間はスペースを入れろ。
・ 論文を引用するときは必ずオリジナルを手に入れて、読んで理解しろ。
・ 論文を引用しているテキストを引用するのでなく、論文そのものを引用しろ。
・ 引用文献のフォーマットは渡したHand out に従え。

論文を書く上で当たり前のことができていない学生(特に我ら研修生)が
多かったみたいで怒っていた。

オリジナルの論文を手に入れずに、Web の abstract だけ読んで引用する研修生がいたので
自分もそいつに注意したんやけど

「大丈夫、問題ないよ。それに今はオリジナルの論文を読んでいる時間がない」

と訳の分からない答えが返ってきたので、ブチっと来て、
「あーそうですか、どうぞ勝手に」という感じで見過ごしたのだ。
やっぱり強く言っておけば良かったのかな。

このMidterm Paper は成績の15%を占めるに過ぎないけど、
高得点を取るとやはり嬉しいし、気持ちいい。

悲しいかな次の Midterm Paper が課された。
(いつになれば Midterm は終わる?)

次は「Siliceous sediment(ケイ質堆積物)」について。
また Midterm Paper と格闘する長い1ヶ月が始まります。


2011年11月6日日曜日

トマトと卵炒め

相変わらずレポートが次から次にやってくる。
先週 Geological Oceanography の Midterm-Paper (Marine Heat Flow)を
やっと終えたのに、その日に課されたのが Midterm-Exam 。

どう違うんだ!と突っ込み入れたくなったが仕方ない。
しかもこのMidterm-Exam 成績の30%を占める重要な試験。
Take home Examなのでテキスト見ながら出来るんやけど
いかんせん量が多い。
10問。

さらに今週 Ocean Measurement の新しいレポート。
Pressure gauge(圧力計)とRadar gauge(レーダー計測)で計ったタンクの高さを
基準面からの高さに置き換える実験。
実務的で楽しいからいいんやけど、締切りまで1週間ないし。
辛い。

でもこの1週間、朝の7時から11時まで頑張ったおかげで
Midterm-Exam の方はほぼ終了。

1週間ぶりのクッキング。
中国人留学生がいつも作っていておいしそうなので真似た。
トマトと卵炒め。


大学4年生、中国を旅行していた時よく食べた懐かしい味。
中国語での読み方(シーホンスーチャオチータン)も覚えている。
それに玉ねぎとキャベツと椎茸の味噌汁。
和食最高。